九州英語教育学会会長に就任して

                           高梨 芳郎(福岡教育大学)

 桜の季節が終わり,若葉の眩しい季節を迎えようとしています。会員の皆様にはお忙しい中,ご健勝にてご活躍のことと存じます。

 このたび,大里文人前会長(西南女学院大学)の後任として,4月1日より本学会の会長を務めさせていただくことになりました。1980年10月から7年2か月の間,吉間保会長,門司勝会長,吉田一衛会長のもとで本学会の事務局の仕事をさせていだきましたが,会長職は未経験でございますのでどうぞよろしくお願いいたします。
 
 九州英語教育学会は,歩みを振り返ってみますと,1972年に設立され,これまで4回の全国研究大会を含め,34回の研究大会を開催しています。九州地区から日本の英語教育の実践・研究に30年以上に渡り貢献をしてきたことになります。
 
 本学会はこのように伝統ある学会ですが,今後の発展を願い,期待したいことが私には三つほどございます。まず,現在約200名の会員数ですが,小学校,中学校,高等学校,大学の英語教師や英語教育に関わるより多くの方々に本学会に加入いただき,ともに実践・研究を深めていきたいと考えます。また,近年,量的研究が定着してきた感がいたしますが,英語教育では数量では計れない面も多いので質的研究も必要だと認識しています。当然,英語教育学会の原点となる優れた英語授業の創出も時代が変わっても輝きを失わない研究課題です。今後,英語教育実践の創造と省察をより積極的に行っていく必要があると考えます。

 学会の運営には会員の皆様方のご支援と協力が不可欠です。この20年間,吉田一衛名誉会長(福山大学),大里文人前会長のもとで,学会運営が活発に行われてきました。現在,名誉会長の他に,顧問,副会長,事務局長,評議委員,紀要編集委員,幹事が置かれ,役員会や幹事会が開催され,学会の運営が充実してきています。これらの方々のご尽力に感謝するとともに,九州英語教育学会をともによりよいものにしていきたいと考えます。会員の皆様には,研究発表だけでなく,全国大会も含め,研究大会での司会や提案者をお引き受け願うことも多々ございますのでよろしくご協力のほどお願いいたします。

 さて,本年度の研究大会は11月26日(日)に熊本大学教育学部で開催されます。また,来年度は,8月4日(土)と5日(日)に大分大学で全国英語教育学会を開催いたします。皆様のご協力を得て,これらの大会の開催を首尾よく行いたいと考えますので,どうぞご支援をお願いいたします。最後になりましたが,前会長の大里文人先生のご功績に感謝しつつ,会長就任のご挨拶とさせていただきます。