副会長挨拶のページ 阿部弘副会長の挨拶 荒木忠久副会長の挨拶 陣内陽子副会長の挨拶
九州英語教育学会 副会長 陣内陽子
(佐賀県唐津市立加唐小中学校)
こんにちは。中学校で英語を教えているじんのうち陣内ようこ陽子です。
“Let’s Enjoy English! ---All right!” 生徒たちの元気なあいさつで今日も私の英語の授業が始まります。今日の授業では何が起こるかな?何かわくわくするようなものが英語の授業には存在すると思いませんか?だって、英語の授業はコミュニケーションそのものだし、世界を視野に入れた情報交換や異文化理解に関する活動ができますよね。
英語がやっと必修教科になり、英語教育は今こそ小・中・高・大・市民との連携が必要とされている時代を迎えました。私たち英語教師は「実践的コミュニケーション能力の育成」という大きな目標に向かって日々たゆまぬ努力を積み重ねています。そして、生徒たちが英語をコミュニケーションの手段として世界に羽ばたいていってほしいと願っています。しかしながら、私たちは小学校での英語活動の導入、中学校での少人数授業の導入、絶対評価の導入など新しい動向に対応しつつ、公立学校における週3時間という枠内での英語教育のあり方に多くの悩みをかかえています。こうした共通の悩みの解決に向けて、ぜひ、「九州英語学会」の扉を開けてみてください。
小学校や中学校の英語の先生の中には、「学会」と聞いただけで「なんだか難しそうだなあ。」と思われる方がいらっしゃるかも知れませんが、そんな先入観をくつがえすような新しい出会いが「九州英語教育学会」にはあります。さあ、日々の英語の授業に悩んでいるあなた、新しい授業法に挑戦しているあなた、最新の理論と実践を学びたいあなた、私たちと一緒に英語教育への新しい挑戦への旅にぜひでかけてみてみませんか?
九州英語教育学会 副会長 荒木 忠久
(熊本県立菊池高等学校)
20年ほど前、恩師に九州英語教育学会で発表するように勧められた時は、まるで卒倒してしまうかのように緊張しました。私は研究とは縁もゆかりもない高校の教師なので、メンバーの先生方のお名前や「学会」という名称を見ると,あまりにも敷居の高い会だと感じられたのでした。所詮、学術的な世界は自分とは無縁であると勝手に決めて、恩師の好意を十分に生かすことができませんでした。
しかし,それにもかかわらず,恩師は機会あるごとに声をかけてくださいました。また前任校に、この学会でよく発表される先輩の先生が居られて、少しはこの会が身近に感じられるようになりました。ただ、私の勤務校は、いわゆる受験教育の激しい学校で,なかなか英語教育についてじっくり考える余裕はありませんでした。せっかく送っていただく「紀要」も、私には猫に小判だったのです。それでも先生方のおかげで、なんとかこの学会に繋がりを持ち続けることができ、今では感謝しています。
それは,私が英語を教える中で,英語の教え方に問題意識を持つようになったからです。つまり、単語や熟語を記憶させ細かな文法を理解させることは、本当に英語の教授法として効率的だろうかと考えるようになったのです。良く考えれば、文脈のないままで語彙を記憶することや三人称の代名詞が主語であるような例文を考えることは、言語活動でもなければ伝えるメッセージもないのです。こう考えたとき、九州英語教育学会の発表や「紀要」の内容が目に留まるようになりました。ここには,たくさんの新しい教授法や問題提起が詰まっていたからです。
私は、九州英語教育学会の発表がもっと分かりやすくなってほしいと思っています。しかし同時に、この学会がもっと宣伝され、現場の先生方が教育実践にアイディアを得たり、情報を交換する場になればいいと思っています。九州英語教育学会は、毎年九州各県を持ち回りで開かれています。そこで,自分の県で開催される機会を利用して、もっと中学や高校の現職の先生方に参加してもらい、この学会の良さを知ってほしいと思っています。また、学会の方でもホームページアドレスを公開したり、各県の英語研究会に成果を紹介したりして、この学会の存在をアピールする必要があると考えています。きっと、新しい英語教育を志向し、実践報告を発表する場を待つ先生方が数多く居られるはずですから。
(平成15年9月11日 掲載)
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九州英語教育学会 副会長 阿部 弘
一昨年の沖縄研究大会の評議委員会及び総会におきまして、本学会第5代新会長大里文人先生を支える3副会長のひとりとして、その重責を担うことになりました阿部弘(西南女学院大学)でございます。私が九州英語教育学会に入会したのは1977年(昭和52年)12月となっておりまして、早くも4半世紀が経過しました。入会以来校務による夏期学生引率等で参加できなかったことは数度ありますが、可能な限り研究大会には顔を出すように努めてまいりました。その間、大学関係はもちろん、中・高や私塾等のたくさんの諸先生方と面識ができましたことは誠に光栄でありました。これも一重に中・高・大にわたる会員間の縦の連携がとれている数少ない学会ならではの結果だと自負しております。
さて、副会長を15年、さらには第4代会長を15年お勤めくださり、本学会に言葉では表せないほどご尽力を賜りました吉田一衛前会長のご退任のおことばを拝読させていただきますと、本学会の30年の歴史はずっしりと重いものであるということを再認識させられました。その中でのテーマは、中・高・大の連携に始まり、課題研究からティームティーチング、コミュニケーション能力の育成、国際理解教育等へと推移しております。しかし中には、1988年の第17回研究大会(長崎大学教育学部)での「“使える英語”の指導をめざして」や、1998年の第27回研究大会(大分大学教育学部)における「小学校英語教育の可能性と課題」等は文部科学省が昨年7月に発表した「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」と奇しくも重なるような気がしてなりません。このような客観的な視点に立ちますと、30年前の中・高・大の連携を「小・中・高・大」、いやさらに、「幼・小・中・高・大・社(会人)」の連携の輪へと拡大して行く必要があるのではないでしょうか。
幸いなことに文科省も遠山大臣のご指導の下、自らも大変革しようとしているようです。
試験を例にとっても、高校入試、大学入試、さらには企業等の採用試験でも使える英語力の所持を重視するような検討をしているそうです。
小学校英会話活動に関しましては手引の作成や今後の小学校英語教育の在り方等において、中学校との連携は絶対に回避できない問題です。そういう意味では、本会員の皆様方が、教育現場のみならず各地方自治体ともいかに関わっていただくかという点は、今後の重要な課題のひとつとなることでありましょう。
最後になりますが、荒木忠久、陣内陽子両副会長の先生、ならびに各学会員の皆々様と共に、新会長の下一致団結し、日本の英語教育の発展にいくらかでもお役に立てればと思っております。何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2003年5月27日
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